てくてくブログ

2021.09.10

深呼吸したくなる空間♪ 創作工房「CERABO KUTANI」

こんにちは♪

今日は小松市若杉町にある「CERABO KUTANI/九谷セラミック・ラボラトリー」にやってきました。

CERABO KUTANIは建築家・隈研吾さんが設計しているよ

「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」という設計コンセプト通り、ゆったりした建造物は見ているだけで気持ちいい♪

屋根は地元の繊維メーカー・小松マテーレの緑化基盤材「グリーンビズ」を使い緑化しているので、周辺の田園風景とゆるやかに共存している雰囲気が出ています。

緑化基盤とは、植物で裸地面を覆うよう「緑化」するため、植物の育成に適した環境にする基盤のことだよ
木材をたっぷり使っているね

CERABO KUTANIは、製土工場、九谷焼のギャラリー、体験工房、レンタル工房などを兼ね備えた複合型の「九谷焼創作工房」です。

石川県で生産される九谷焼には200余年の歴史があります。

明治期に登場した「金襴手(きんらんで)」という技法が欧米で「ジャパンクタニ」と称賛され、九谷焼が世界的に知られるようになりました。

そんな九谷焼に欠かせないのは『花坂陶石(はなさかとうせき)』と呼ばれている石。江戸時代後期に小松市の花坂地区にて発見され「花坂陶石」と名付けられた石は、九谷焼を形づくる「粘土」の素となっています。

花坂陶石の岩石。この石を砕き陶土(粘土)になる工程も見学できるCERABO KUTANI

花坂陶石は結晶構造がスポンジのような空洞を持ち吸水性が高く、粘土にしたときの粘り気が高いため細やかな作業に適しています。焼き上がりの素地の色味が少しグレーと青みを帯びた白色で、独特な美しさを持つ素材です。

現在では小松市内に2つしかない製土工場のひとつが施設内に設置されており、花坂陶石の粉砕から陶土が完成するまで、質の高い磁器土を製造する工程を間近で見学することができます。

施設内の製土工場では石を粉砕する「スタンパー」が実際に稼働している様子も

ギャラリースペースでは定期的に企画展を見ることができます。

ポムポムプリンと訪れた時は、「セラボリウム」と題したアクアリウムと九谷焼の展示が開催されていました。(※セラボリウムは8月31日で終了しています)

アロワナと九谷焼

隠れるウツボ
アクアリウムと九谷焼の新しいコラボレーション

9月4日からは新たに「九九谷(くくたに)展」が始まりますので要チェック!

@kukutani_japan

ギャラリースペースでは様々な作家さんの作品展示も行っており、その場で気に入った作品を購入することもできます。

カブッキーの九谷焼発見!
鬼の顔のお猪口
九谷焼で美味しいお酒を飲みたいねぇ♪

館内の体験教室では、CERABO KUTANIの製土工場で製造した花坂陶石の磁器土を使用し、ろくろでの器づくりや絵付け体験が可能です。

ポムポムプリンは何がつくりたいかな?

適切な磁器土の触れ方や手の使い方などを学べ、作成した作品は後日自宅まで郵送してもらえるので安心です♪

専門スタッフが丁寧に教えてくれるので、大人から子どもまで楽しみながら体験ができるよ!

最後に記念撮影をパチリ!

ひろびろしたCERABO KUTANIの中で静かにうつわと向き合っていたら、なんだか気持ちもすっきり。

今日はありがとうございました♪

CERBO KUTANIを運営する緒方康浩さん。「千葉県出身ですが、縁があって石川県に移住しました」だって!

CERABO KUTANI /九谷セラミック・ラボラトリー

ポムポム

九谷焼の魅力にどっぷり♪

CERABO KUTANI/九谷セラミック・ラボラトリー
住:小松市若杉町ア91番地
TEL:0761-48-4235
営:10:00~17:00
休:水曜
料:一般300円、学生(高校生以下)150円
※10名様以上の団体でのご来館には、事前のお申込みが必要です。詳しくはお問合せ、またはHPをご覧ください。